【島映画その5】沖縄で人気声優がヒロインを演じた『月のあかり』

 少し沖縄(本島)が登場する映画を続けます。

 

最近、たまに「人気声優が主演、出演した映画」という謳い文句でPRされる作品を見かけることはあるけど、そういう意味では『月のあかり』は先駆者だったと思う。

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AmazonでDVDが発売されています、配信とか見当たらず…うーん

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主演は『ガールズ&パンツァー』にも出演の人気声優

 

2002年の映画で、確かギャガ(配給会社)が立ち上げた映画レーベル「ガリンペイロ」の作品の一つだった気が(知っているほうが珍しい)。主演は『魔術師オーフェン』とか『地獄少女』に出演の声優・椎名へきる。最近だと『ガールズ&パンツァー』の蝶野教官役が印象的かな(ガッデム!言ってビンタする方じゃない)。初主演映画…と言うことなのだけど、主演映画はこの1本だけというのは、ちょっと勿体ない。

 

物語は、沖縄の海岸沿いに建つ屋外料理店(居酒屋?)「月子」に訪れる女性(椎名)と青年(笠原伸司)、店主(本郷功次郎)とバイトの青年(葛山信吾)ら各々に悩みや葛藤を抱える大人たちが織りなす人間ドラマ。

 

まぁよくあるストーリー…かと思いきや、ここに連続少女殺人事件が(結構強引な感じに)絡んでくるんだけど、犯人役の黒田倫弘ナチュラルにヤバい感じだったのが印象的だったなぁ。あと謎の女性役で(結構唐突な感じに)加藤登紀子が出演しているのも当時驚いたというか、セリフはなかった。

 

絶景過ぎる山羊料理店

 

そんな『月のあかり』(僕の思う)最大の魅力は「月子」のロケーション! DVDジャケットにも写り込んでいるけど、砂浜沿いの岩場に木造のテラスを建てて「雨降ったらほとんど雨ざらしじゃん…」なんて心配以上に、夜の海と天上の月を眺めながら、山羊料理と泡盛を堪能する…そんな沖縄病発症者にはたまらない光景かなと。本当にあるなら絶対行きたい!店なんだけど、まぁロケセットだろうなぁ。というか海際過ぎて維持だけでも大変過ぎる。

 

鴨川の川床を海岸沿いに建てたような…はちょっと違うかな? そんな感じだと思ってもらえたら…。